大相撲秋場所 幕下は日翔志が優勝 7人による優勝決定戦制する

大相撲秋場所の幕下は7人による優勝決定戦の末、東京出身の日翔志が優勝を果たしました。

秋場所の幕下は6勝1敗で7人の力士が並ぶ展開となり、千秋楽の24日、トーナメント方式による優勝決定戦となりました。

決定戦の最初の対戦相手はくじ引きを行って決められ、追手風部屋の日翔志と二所ノ関部屋の嘉陽が勝ち上がりました。そして、日翔志が立ち合いから一気に嘉陽を押し出して勝ち、幕下優勝を決めました。

日翔志は東京・立川市出身の26歳。おととしの夏場所で初土俵を踏み、この年の秋場所では序二段で優勝しました。

その後、首のけがで休場が続きましたが去年の名古屋場所では2回目の序二段優勝、この年の九州場所では三段目で優勝し、幕下に番付を上げました。そして、今場所は自己最高位となる西の幕下3枚目で臨み、得意の右四つからの寄りや押し相撲で白星を重ねました。

日翔志は「うれしい。けがをしたときは相撲をやめようかなと思ったがやめなくてよかった」と喜びを話しました。

日翔志は来場所の新十両昇進を確実にしていて「ここまで来られるとは思っていなかったので感慨深い。辛抱してよかった。きっぷのいい相撲を取ってまずは勝ち越しを目指したい」と意気込みを示しました。