大相撲秋場所 序二段は安大翔が決定戦制し優勝 宮城県出身18歳

大相撲秋場所は千秋楽の24日、18歳の安大翔が序二段の優勝決定戦を制して優勝しました。

秋場所の序二段は安治川部屋の18歳、安大翔と元十両の王輝が7戦全勝でならび、千秋楽の24日に優勝決定戦が行われました。

安大翔は立ち合いから前に出る相撲で、相手に押される場面もありましたが、最後は上手出し投げで勝って先場所の序の口優勝に続いての優勝を決めました。

安大翔は宮城県栗原市出身の18歳。相撲の強豪、青森県の三本木農業高校では全国大会ベスト8の成績を残しました。その後、元関脇 安美錦の安治川親方が去年12月に新設したばかりの安治川部屋に入門し、ことしの夏場所で初土俵を踏みました。

続く名古屋場所では7戦全勝で序の口優勝を果たし、今場所ではデビューからの連勝を「14」に伸ばしていました。

安大翔は「うれしい。相手が元十両ということもあってちょっと緊張はあった。師匠からは自分の相撲を取るだけだと言われていたので、それだけやろうと思っていた。優勝したことで地元の方々を元気づけられたかな」と話していました。

また、デビューから無敗のまま序の口、序二段と優勝したことについては「かなり自信になった。来場所は三段目に上がれると思う。幕下から落ちてくる人もいるだろうし、いい経験にして臨みたい」と話していました。