法務省によりますと死亡したのは札幌刑務所に収容されていた窪田勇次死刑囚（78）です。
窪田死刑囚は、昭和63年10月、北海道北見市で資産家として知られていた当時61歳の夫と56歳の妻を刃物で殺害したとして殺人の罪に問われ平成21年に死刑が確定していました。
窪田死刑囚はことし7月に糖尿病や誤えん性肺炎などと診断され治療を受けていましたが、23日午前7時ごろ札幌刑務所内の居室で苦しそうにしていたことから医師による救命措置を受けました。
しかしおよそ30分後の午前7時半ごろ、死亡が確認されました。
死因は誤えん性肺炎による呼吸不全だということです。
法務省矯正局は「収容者の適切な健康管理に努めていく」とコメントしています。
北海道 北見 35年前の資産家夫婦殺害 死刑囚が呼吸不全で死亡
35年前に北海道北見市で資産家の夫婦を殺害した罪で死刑が確定していた78歳の死刑囚が、23日朝、札幌刑務所で誤えん性肺炎による呼吸不全のため死亡しました。