宅配弁当で食中毒 13人入院 営業禁止処分に 三重 尾鷲

三重県尾鷲市の飲食店が作った高齢者向けの弁当を食べた18人が、食中毒の症状を訴え、このうち80代から90代のあわせて13人が入院しています。三重県は弁当が原因のサルモネラ菌による食中毒だと断定し、この店を23日付けで営業禁止の処分としました。

三重県医療保健部によりますと今月18日に尾鷲市古戸町の飲食店「かわぐち」が製造した高齢者向けの宅配弁当を食べた13世帯16人と弁当の一部を食べた従業員とその家族のあわせて18人が食中毒の症状を訴えました。

このうち80代から90代までの13人が発熱や下痢、吐き気などの症状を訴えて現在も入院しています。

症状の重い人はいないということです。

医療機関からの届け出を受けて保健所が調べたところ、高齢者や従業員の便からサルモネラ菌が検出されたため、食中毒だと断定し、この飲食店を23日から改善が確認されるまでの間、営業禁止の処分としました。

サルモネラ菌による食中毒は卵や肉などが原因となることが多く、三重県は十分に加熱して食べるよう注意を呼びかけています。