イスラエル首相 サウジアラビアとの国交正常化に意欲

中東イスラエルのネタニヤフ首相が22日、国連総会で演説し、サウジアラビアとの国交正常化に向けて「歴史的な和平の入り口に立っている」と意欲を示しました。

中東イスラエルのネタニヤフ首相は22日、国連総会で演説しました。

このなかで、アメリカを仲介役として交渉が行われているサウジアラビアとの国交正常化について「私たちは歴史的な和平の入り口に立っている。サウジアラビアとの和平はほかのアラブ諸国とイスラエルとの国交正常化も後押しするだろう」と意欲を示しました。

一方で、イスラエルとアラブ諸国の関係改善が進むなかで21日の国連総会の演説でパレスチナのアッバス議長がパレスチナ問題を置き去りにしないよう訴えたのに対して「パレスチナもこうした和平から利益を得ることができる。アラブ諸国とイスラエルの和平にパレスチナは拒否権を持つべきではない」と主張しました。

またイスラエルと敵対するイランについては「私が首相を務めている間はイランに核兵器を持たせないようあらゆる手段をとる」とけん制しました。