大阪のシンボル「通天閣」屋外看板リニューアル 約1年ぶり点灯

大阪のシンボル「通天閣」で行われていた屋外看板のリニューアル工事が終わり、22日夜、点灯式が行われました。

大阪 浪速区の通天閣では、去年8月から行われていた屋外看板のリニューアル工事が終わり、22日夜、およそ1年ぶりの点灯を記念した点灯式が行われました。

式には、工事にかかわった日立製作所の小島啓二社長や、大阪府の吉村知事などが参加し、商店街をリレーで走ってきた大阪のキャラクターたちから光のトーチを受け取り、掛け声とともに午後6時半すぎに通天閣を点灯させました。

通天閣の運営会社によりますと、照明は従来のネオン管から40万個以上のLED照明に切り替わり、ライトアップの色彩をより柔軟に変化させることができるようになったと言うことです。

南側には高さ32メートル、幅3メートルのデジタルサイネージ=電子看板を導入し、表示する文字などを自由に変えたり、文字を動かしたりできるほか、日本語だけでなく、英語や中国語での表記も可能だということです。

日立製作所の小島社長は「この日を迎えられて本当にうれしいです。地域のために輝いてきた通天閣が、ますますこれから輝いていくと思います」と話していました。

通天閣や繁華街の「新世界」では、新型コロナの水際対策の緩和以降、外国人旅行者らが多く訪れていて、リニューアルは大阪のにぎわいの復活に新たな彩りを加えそうです。