マイナンバーカードと保険証 本人希望せず登録 新たに27件確認

厚生労働省は、本人が希望していないにもかかわらず、マイナンバーカードと健康保険証が一体化されていたケースが新たに27件確認されたと発表しました。本人からの申し出を受けて、いずれも登録は解除されたということです。

本人が希望していないにもかかわらず、健康保険証とマイナンバーカードが一体化されていたケースはこれまでに11件確認されていて、厚生労働省は22日、同様のケースが新たに27件確認されたと発表しました。

このうち26件は、新しいカードの交付手続きを行う際などに自治体の担当者が本人の希望をよく確認せずに保険証としての利用登録を行ったもので、マイナポイントの申し込みを支援する民間業者による誤りも1件あったということです。

厚生労働省は、本人からの申し出を受けて、いずれも登録を解除したということです。

厚生労働省は、本人の同意がない利用登録が行われた場合、例外的に解除は可能だとする一方、一体化した保険証では過去の医療情報に基づいた、よりよい医療を受けられるなどとして、一体化への理解を求めています。