木原誠二氏 自民 幹事長代理に 政調会長特別補佐も兼務

自民党は、内閣改造で官房副長官を退任した木原誠二衆議院議員を党の幹事長代理と政務調査会長特別補佐に起用するなどとした幹部人事を決定しました。

自民党の総務会で決まった幹部人事では、幹事長代理に、新たに安倍派の稲田元防衛大臣と、茂木派の西銘元復興大臣に加え、岸田派の木原前官房副長官が起用されました。

このうち今月13日の内閣改造までおよそ2年間、官房副長官を務め、岸田総理大臣の側近の1人として知られる木原氏は、政務調査会長特別補佐も兼務し、党運営と政策立案の両面で政府との調整などを担います。

このほか、国会対策委員長代理に安倍派の西村前環境大臣、経理局長に二階派の林元経済産業大臣、女性局長には安倍派の高橋はるみ参議院議員が起用されました。

森山総務会長は記者会見で「適材適所の配置をした。木原氏はこれまで岸田政権で大事な役割を果たしてきたが、今後は党と政府のより緊密な関係に貢献してもらえるのではないか」と述べました。