愛知 犬山で突風か 工事用の足場崩れ 周辺も被害多数

21日夜、竜巻注意情報が発表されていた愛知県では、犬山市で、工事用の足場が崩れるなどの被害が発生しました。
周辺では、ほかにも住宅の屋根が壊れるなど多数の被害が出ていることが分かり、気象台は突風による被害とみて現場で調査を始めました。

21日午後8時ごろ、犬山市羽黒鳳町で、マンションの外壁を囲むように設置されていた工事用の足場が、道路や駐車場に倒れ、けが人はいませんでしたが、複数の車が下敷きになりました。

警察によりますと、このマンションから1キロ余り離れた場所でも風で飛んだ看板が車に当たったという通報があり、工場の駐車場などに止まっていたおよそ20台の車に傷がついているのが確認されたということです。

現場には、ガラスが割れたり透明なシートがかけられたりした車が複数止まっていて、一部がレッカー車で運ばれていました。

近くでは、フェンスや看板、木などが倒れていました。

周辺ではこのほかにも、複数の住宅で屋根の一部が壊れるなどの被害が広がっていて、一夜明けた現場では、住んでいる人たちが後片づけをしていました。

21日夜は、愛知県の全域に竜巻注意情報が発表されていて、名古屋地方気象台は、突風による被害とみて現場での調査を始め、被害の状況や範囲を詳しく調べています。