北朝鮮は、中国東部の杭州で23日開幕するアジア大会に、17の競技で180人余りの選手をこれまでに登録しています。
北朝鮮は21日、国営の朝鮮中央通信を通じ、キム・イルグク体育相が率いるオリンピック委員会の代表団を派遣すると発表しました。
韓国の通信社、連合ニュースは北朝鮮が、ロシアと急速に接近するなか、同じく後ろ盾である中国との関係強化を目的に、体育相とは別に、高位級の代表団を派遣する可能性があるとの見方を伝えています。

北朝鮮 アジア大会にキム・イルグク体育相を派遣と発表
北朝鮮は、中国東部の杭州で23日開幕するアジア大会に、キム・イルグク体育相を派遣すると発表しました。韓国メディアは、中国との関係強化を目的に、北朝鮮が体育相とは別に、高位級の代表団を派遣する可能性があるとの見方を伝えています。

一方、開会式に先立ち21日夜、行われた、サッカー男子の試合会場では、スポーツの国際大会などに派遣されることで有名な、女性を中心とした北朝鮮の応援団の姿も見られました。
北朝鮮の国旗が描かれた、おそろいのシャツを着たメンバーたちは、バスから降りると、報道陣の呼びかけには応じず、会場に入りました。
関係者によりますと、応援団は、新型コロナウイルスの影響で、本国からの派遣ではなく、中国にある北朝鮮レストランなどで働く従業員たちだということです。