日本電気工業会によりますと、エアコンや洗濯機など白物家電の先月の国内出荷額は1972億円で、去年の同じ月より6.2%減少し、2か月連続のマイナスとなりました。
このうち
▽洗濯機の出荷額は288億円と去年の同じ月と比べて15.1%減少したほか
▽エアコンは、618億円で4.1%減少しました。
これは、去年の出荷が、上海のロックダウンが解除されたあと高い水準だったことの反動に加え、製品価格の上昇で消費者による白物家電の購買意欲が低下していることなどが主な要因だということです。
一方
▽電気シェーバーが34.5%
▽ヘアドライヤーが13.5%
それぞれ去年より増加していて、外出する機会の増加に伴い、身だしなみを意識した製品の購入につながっているとみられます。
日本電気工業会は「消費者の支出が旅行などのサービス消費にシフトしている傾向は続くとみられ、今後も出荷額などに影響するのではないか」としています。
8月の白物家電 国内出荷額 2か月連続マイナス 価格上昇が背景
白物家電の先月の国内出荷額は、去年の同じ月より6.2%減少し2か月連続のマイナスとなりました。業界団体では、製品価格の上昇を背景に消費意欲が低下していることなどが影響しているとしています。