東京都 インフルエンザ「流行注意報」発令 過去最も早く

東京都は今後、さらに流行が拡大する可能性もあるとして21日、インフルエンザの「流行注意報」を出しました。9月に注意報が出されるのは、統計を取り始めた1999年以降、2回目で、これまでで最も早く、都は基本的な感染防止対策を呼びかけています。

先週、都が公表した9月10日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり5.95人と、この時期としては過去最多となりました。

都によりますと、17日までの感染者数は1医療機関あたり11.37人で、前の週のおよそ2倍となったほか、「流行注意報」を出す基準の10.0人を超えました。

都は今後、さらに流行が拡大する可能性もあるとして21日、「流行注意報」を出しました。

9月に注意報が出されるのは、統計を取り始めた1999年以降、2回目で、これまでで最も早いということです。

また、9月17日までの2週間で、幼稚園3校、小学校138校、中学校45校、高校21校のあわせて207校で、学級閉鎖などの臨時の休みになったということです。

都はインフルエンザの予防のために、こまめな手洗いや、せきエチケットなど基本的な感染防止対策を呼びかけています。