岸田首相と会談のモンゴル大統領“処理水 日本の立場を支持”

岸田総理大臣は、訪問先のニューヨークでモンゴルのフレルスフ大統領と会談し、福島第一原発の処理水放出について、国際基準などにのっとって安全性に万全を期していると説明したのに対し、大統領は日本の立場を支持する考えを示しました。

岸田総理大臣は、日本時間の21日未明、ニューヨークでモンゴルのフレルスフ大統領と昼食をとりながら、およそ1時間会談しました。

この中で岸田総理大臣は、東京電力福島第一原発の処理水放出について、国際基準や国際慣行にのっとって安全性に万全を期していると説明して理解を求めたのに対し、フレルスフ大統領は日本の立場を支持すると述べました。

また両首脳は、北朝鮮による核・ミサイル開発や拉致問題、それにロシアのウクライナ侵攻などについて意見を交わし、国連改革の必要性を確認するとともに、両国間の協力や連携をより深めていくことが重要だという認識で一致しました。

このほか両首脳は、モンゴルをロケ地とした日本のドラマ番組などを通じて、両国民の相互理解が深まり、観光交流が活発になることに期待を示しあったということです。