天皇ご一家 国内最大規模の伝統工芸展に

天皇ご一家は20日夜、東京で開かれている国内最大規模の伝統工芸展をご覧になりました。

この展覧会は、日本工芸会やNHKなどが毎年開いているもので、ことしで70回目です。

天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、20日夜8時すぎに東京 中央区の会場を訪れ、日本工芸会の総裁を務められている秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さまや関係者の出迎えを受けられました。

そして、佳子さまが総裁賞に選ばれた漆塗りの小箱など、主要な賞を受賞した作品をご覧になりました。

総裁賞を受賞した作品は、作者のふるさとの海の波を表現するため白や青の漆を50回ほど塗り重ねてから彫刻が施されていて、案内した担当者によりますと、天皇陛下は、「漆の場合は手間暇かけてお仕事が大変ですけれど、その分仕上がりがとても美しいですね」と述べられたということです。

この「日本伝統工芸展」は、今月25日まで東京 中央区の日本橋三越本店で開かれたあと、大阪市や福岡市など全国9か所でも開催されます。