スポーツ

レスリング世界選手権 須崎優衣が金メダル 女子50kg級

セルビアで行われているレスリングの世界選手権は20日、女子50キロ級の決勝が行われ、東京オリンピックの金メダリストで、パリ大会の代表にも内定した須崎優衣選手がモンゴルの選手に勝って金メダルを獲得しました。

セルビアのベオグラードで行われているレスリングの世界選手権は20日、女子50キロ級の決勝が行われ、東京オリンピック金メダリストの須崎選手は試合前の計量をパスして来年のパリ大会代表に正式に内定しました。

決勝は去年の世界選手権と同じ顔合わせとなりモンゴルの選手と対戦しました。

須崎選手は開始早々、素早いタックルから先制し、その後も相手を回転させるなどしてポイントを重ね、10対0のテクニカルスペリオリティで勝って金メダルを獲得しました。

国際大会で海外の選手に一度も負けたことがない須崎選手は今大会も実力を示して2連覇を果たしました。

別の階級を含めて世界選手権では4つめの金メダル獲得です。

女子57キロ級 櫻井つぐみが金メダル

このほかの女子では、57キロ級で計量をパスしてパリオリンピックの代表に正式に内定した櫻井つぐみ選手が決勝でモルドバの選手と対戦しました。

櫻井選手は相手の消極的な姿勢による反則を誘って1ポイントを先制しその後も巧みな動きで相手の背後を取ってリードを広げました。

試合終了まで30秒を切ったところで1ポイント差に迫られましたが、粘り強くリードを守り抜き3対2で競り勝って金メダルを獲得し、2連覇を果たしました。

別の階級を含めて3年連続での金メダルです。

女子76キロ級 鏡優翔が金メダル 女子最重量級では20年ぶり

76キロ級では鏡優翔選手も計量をパスしてパリオリンピックの代表に正式に内定し、決勝でキルギスの選手と対戦しました。

鏡選手は鋭いタックルなどから次々とポイントを重ね8対0と大きくリードを広げました。そして相手がけがで棄権したため鏡選手の勝利が決まり初めての金メダルを獲得しました。

世界選手権の、女子の最重量級で日本勢が金メダルを獲得したのは2003年の浜口京子さん以来、20年ぶりです。

このほかオリンピックで行われない65キロ級では尾崎野乃香選手が金メダルを獲得しました。

須崎「ぶっつけ本番となり不安だった」

日本レスリング協会は世界選手権で金メダルを獲得した選手たちのインタビューをホームページで公開しました。

このうち東京オリンピック金メダリストで女子50キロ級の須崎優衣選手は「世界チャンピオンとしてオリンピック2連覇に挑むことに大きな意味があると思っていた。4度目の世界チャンピオンになれて本当にうれしく思う。自分のレスリングをやりきることができたのでいい形で優勝することができた」と笑顔で振り返りました。

また、大会前に右ひざをけがしていたことを明らかにし「試合前にレスリングができていなくて、ぶっつけ本番となり不安だったが、たくさんの人のサポートでマットに立つことができた。支えてくれた人たちに感謝の気持ちでいっぱいだ」と涙ながらに振り返りました。

そのうえで「苦しい期間だったが乗り越えることができた。来年のパリオリンピックに向けてすべてを自信にしていきたい」と話していました。

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