大阪・関西万博 西村経産相 博覧会国際事務局長と面会

再来年の大阪・関西万博で、海外パビリオンの建設準備の遅れが指摘される中、西村経済産業大臣は博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長と面会し関係省庁と連携しながら準備を加速させている状況を説明しました。

大阪・関西万博では、海外の国や地域がみずから費用を負担して56のパビリオンを建設する計画ですが、これまでに建設許可の正式な申請書を提出したのはチェコの1か国にとどまるなど、準備の遅れが指摘されています。

こうした中、西村経済産業大臣は、来日中の博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長と面会しました。

この中で、西村大臣は「海外パビリオンについては正念場を迎えていると認識している。まだ建設会社が決まっていない国には、事業者を手配しながら確定に向けて支援をしている」と述べ、関係省庁と連携しながら参加国へのサポートを強化し、準備を加速させている状況を説明しました。

これに対し、ケルケンツェス事務局長は「海外の参加国については非常に前向きな機運が高まってきている。これまでの万博でもある時を機にいきなりものごとが動きだすことがあった。数か月もすれば予定どおりのところにしっかりと落ち着くと思っている」と述べ、計画どおりに準備が進んでいることを強調しました。