“上空の雲から渦がのび” 目撃情報相次ぐ 新潟 村上

新潟県村上市の沖合で20日午前、竜巻のような渦が発生したという目撃情報が相次ぎました。新潟地方気象台は「映像を見るかぎりでは、海上で竜巻が発生したとみられる」としています。

上空の寒気と地上付近の暖かく湿った空気の影響で、新潟県では大気の状態が不安定になっています。

20日午前、村上市の沖合では竜巻のような渦を目撃したという情報が相次ぎました。

午前9時40分ごろ、村上市の瀬波温泉で視聴者が撮影した映像では、竜巻のような渦が海水を巻き上げながら空に向かってのびている様子が確認できます。

撮影した視聴者によりますと、この渦は海上に複数発生し、大きくなったり消えたりする様子が確認できたということです。

また、村上市の梁取達美さん(59)も停車した車の中から竜巻のような渦をスマートフォンで撮影しました。

映像では渦は海面にまでのび、水しぶきも確認できます。

また、29歳の理容師の男性は渦がのびていく様子を確認していました。

男性は「釣りをしていて辺りを見回したら『竜巻』を発見しました。最初は上空の雲から渦が下がっていく感じで10秒くらいでのび、海面からも水しぶきがあがり、渦がつながっていきました。渦は全部で3本くらいありました。自分がいるところは辺りが暗くなるなどの予兆はなく、こっちに来なくてよかったと思います」と話していました。

新潟地方気象台は「映像を見るかぎりでは、海上で竜巻が発生したとみられる」としています。