関東 夜遅くにかけ雷伴う激しい雨のおそれ 浸水など十分注意を

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、気温も上昇しているため、関東ではこれから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、このあと本州付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、日中の気温の上昇なども加わって、関東では大気の状態が非常に不安定になる見込みです。

これから20日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。

21日の昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、関東北部と関東南部で80ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

また、21日の明け方にかけては、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも十分な注意が必要です。

天気が急変するおそれがあり、周囲が急に暗くなったり、急に冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど、安全を確保してください。

一方、関東甲信は午前中から気温が上がっていて、午前11時までの最高気温は、
▽千葉県市原市の牛久で33.9度
▽神奈川県小田原市で32.5度
▽東京の都心で32度ちょうど
などと、平年に比べて5度から7度ほど高く、厳しい残暑が続いています。

今週も熱中症とみられる症状を訴え、病院に搬送されるケースが相次いでいます。

引き続き、熱中症に十分注意し、環境省のホームページなどで「暑さ指数」を確認して、のどが渇いていなくても定期的に水分をとるなど、対策を心がけてください。