岸田首相 “SDGs目標達成へ 日本も取り組み強化” 国際会議

ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は「SDGs=持続可能な開発目標」に関する国際会議でスピーチし、目標達成には途上国での人への投資を加速する必要があると指摘し、日本も取り組みを強化していく考えを示しました。

SDGsは2030年までに貧困や飢餓をなくすことなどを目指すもので、2015年に国連で採択されましたが、目標までの折り返しとなることし、達成できた目標は15%にとどまっているとされています。

こうした中、岸田総理大臣は訪問先のニューヨークで開かれたSDGsに関する国際会議に出席し、スピーチしました。

この中で岸田総理大臣は「SDGs達成に向けた国際的な取り組みは大きな困難に直面しており、各国の体制や価値観の違いを超えて連帯しなければならない」と述べました。

その上で、「日本は低所得国やぜい弱国で『人への投資』に力を入れてきた。こうした努力を国際社会全体で加速していく必要がある」と指摘した上で、日本もことしの年末にSDGs推進のための戦略を改定し、取り組みを強化していく考えを示しました。