レスリング 鏡優翔 パリ五輪代表内定確実 世界選手権3位以内

セルビアで開催されているレスリングの世界選手権は19日、女子76キロ級が行われ、鏡優翔選手が準決勝でキューバの選手に勝って3位以内が決まり、来年のパリオリンピックの代表内定を確実にしました。

鏡優翔選手

女子76キロ級の鏡優翔選手は山形県出身の22歳。

東洋大学の4年生で、海外選手にも力負けしないパワーやスピードあるタックルが持ち味です。

家族の影響で小学生のころに栃木県でレスリングを始め、JOC=日本オリンピック委員会が若手の英才教育をする「エリートアカデミー」で実力を磨きました。

高校時代はインターハイで3連覇を果たし、高校2年生のときには全日本選手権で優勝、よくとしのアジア選手権で優勝するなど国内外で実績を残してきました。

大学に進学してから現在の76キロ級に階級を上げ、初めて出場した去年の世界選手権では銅メダルを獲得しましたが、12月の全日本選手権では初戦で右胸をけがし、途中棄権して手術を受けました。

しばらくマットで練習をすることができない時期がありましたが、リハビリを経て復帰戦となったことし6月の全日本選抜選手権で優勝し、翌月の代表決定戦でも接戦を制して、世界選手権の代表をつかみ取りました。