レスリング世界選手権 櫻井つぐみ パリ五輪代表内定確実に

セルビアで開催されているレスリングの世界選手権は19日、女子57キロ級が行われ、櫻井つぐみ選手が準決勝でアメリカの選手に勝って3位以内が決まり、来年のパリオリンピックの代表内定を確実にしました。

櫻井つぐみ選手

女子57キロ級の櫻井つぐみ選手は高知県出身の22歳。

群馬県にある育英大学の4年生で、豊富なスタミナを生かした粘り強いレスリングが持ち味です。

レスリング選手だった父の優史さんが創設したクラブでレスリングを始めました。

55キロ級の選手として大学1年生のときには全日本選手権で優勝し、おととし、初めて出場した世界選手権では金メダルを獲得するなど実績を残してきました。

その後、57キロ級に階級を上げ、ことし6月の全日本選抜選手権では準決勝で、オリンピック2連覇を果たした金城梨紗子選手に勝ち、決勝も競り勝って優勝しました。

そして、7月の代表決定戦では試合終了間際に逆転勝ちして、世界選手権への出場を決めていました。