体長10センチほどの「マメダコ」は、かつては家庭のかまどから出た灰を吹きかけて捕まえていたため、「灰吹きダコ」や地元のことばで「ヒャーダコ」と呼ばれていますが、最近では塩を吹きかけて捕まえます。
長崎県五島市福江島の海岸にはこの時期、岩場の隙間に隠れている「マメダコ」を捕まえようと家族連れなどが訪れています。
まず、「マメダコ」が食べたと見られる貝の殻を見つけることから始まり、岩場の隙間にホースを入れて塩を吹きかけます。

塩を吹きかけて捕まえるユニークなタコ捕り 長崎 五島
長崎県五島市の海岸では、小さなタコに塩を吹きかけて捕まえるユニークなタコ捕りが行われています。

その後、「マメダコ」が体をくねらせながら隙間からはい出てきたところを、手で捕まえるということです。
中には、1時間で20匹ほど捕まえた人もいて、「煮つけにして食べたい」と話していました。
福江島の「マメダコ捕り」は来月いっぱいまでできるということです。