北海道 増毛町 秋サケの定置網漁 最盛期 去年に比べ水揚げ低調

北海道増毛町で秋の味覚、秋サケの定置網漁が最盛期を迎えていますが、記録的な豊漁だった去年に比べて低調な水揚げとなっています。

増毛町の秋サケの定置網漁は9月1日に解禁され、町内の漁港ではこの時期、最盛期を迎えています。

19日、増毛港では夜が明ける前から漁に出ていた漁船3隻が朝6時すぎに戻り、秋サケを水揚げしました。

大きいもので体長およそ80センチほどで、手早くオスとメスに分け、重さを計っていました。

増毛漁協によりますと、19日の水揚げは330匹で、32年ぶりの記録的な豊漁だった去年の同じ時期の3割ほどにとどまっています。

また、メスの価格は1キロ当たりおよそ900円と、去年より1000円ほど安値で取り引きされているということです。

漁業者の櫛引一也さんは「ことしは水温が高く、秋サケが岸に近づいてきません。漁獲量が少ないので、毎日ではなく1日おきに出港しています。このあと水揚げが増えることを期待しています」と話していました。

増毛町の秋サケの定置網漁は11月中旬ごろまで続きます。