女子やり投げの北口選手は8月、ハンガリーのブダペストで行われた世界選手権で、日本選手として初めてとなる金メダルを獲得したのに続いて、陸上の世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグの「ファイナル」で日本選手初の年間チャンピオンに輝きました。
北口選手は今シーズンのすべての大会を終えて19日に帰国し、羽田空港の到着ロビーで多くのファンに迎えられたあと、記者会見を開きました。

陸上 世界選手権 女子やり投げで日本人初の金 北口榛花が帰国
8月にハンガリーで行われた陸上の世界選手権、女子やり投げで日本選手初の金メダルを獲得した北口榛花選手が19日帰国し、「新しい歴史を作れたことがうれしい」と喜びを語りました。

会見で北口選手は「これまではどんな記録を残しても自分の前にほかの日本選手の名前があったが、今シーズンは世界選手権の金メダルと同時にダイヤモンドリーグの『ファイナル』で優勝という自分にしかない結果を残せた。新しい歴史を作れたことがうれしい」と充実した今シーズンを振り返りました。
また、久しぶりに帰国して、してみたいことは何かを尋ねられると「パティシエの父が作る、優しい色の優しい味がするスイーツを食べたい」などと話していました。
そして、来年のパリオリンピックに向け「ことし日本代表の内定をとれたことで、しっかりと準備ができると思う。世界チャンピオンにはなったがまだオリンピックではチャンピオンではないので挑戦者の気持ちで戦いたい」と意気込みを示しました。
北口選手は年内は国内で過ごし、来年から練習拠点のチェコに戻って本格的なトレーニングを再開する予定だということです。