群馬 桐生でことし46日目の猛暑日 国内最多に 厳しい残暑続く

19日も関東の各地で厳しい残暑となり、群馬県桐生市では、日中の最高気温が35.6度と、ことし46日目の猛暑日となりました。

気象庁によりますと、1年間の猛暑日の日数としては、記録が残る地点の中で国内で最も多いということです。

19日も関東の各地では、9月後半とは思えないような強い日ざしが照りつけ、午前中から気温が上昇しました。

日中の最高気温は、埼玉県鳩山町で35.8度、群馬県桐生市で35.6度と猛暑日となったほか、東京の都心でも、33.5度になりました。

気象庁によりますと、桐生市でことし猛暑日となったのは19日で46日目となり、1976年に統計を取り始めてから最も多くなっています。

さらに、全国でみても、1994年に大分県日田市で記録された45日を上回り、記録が残る地点の中では国内で最も多くなったということです。

19日もJR桐生駅前では、うちわや手持ちの小型の扇風機を使うなどして、暑さをしのぐ人の姿が見られました。

20代の男性は「外仕事が多く、暑さを実感していたので、猛暑日の日数の記録更新は納得です」と話していました。また、桐生市の高校に通う男子生徒は「暑いのが苦手なので、早く涼しくなってほしい」と話していました。

気象庁によりますと、20日も関東は厳しい残暑が続く見込みで、日中の最高気温は、さいたま市や横浜市で34度、東京の都心や前橋市で33度と予想されています。

また、湿った空気の影響で大気の状態が不安定になって、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。

低い土地の浸水や、急な川の増水、落雷、突風などに十分注意が必要です。