菅前首相 福井県の林業の現場視察 “地域の取り組み広める”

自民党の菅前総理大臣は19日に福井県を訪れ、県が支援し、経営の効率化と担い手不足の解消に取り組む林業の現場を視察し、政府とも連携しながら地域の特色ある取り組みを広めていく考えを示しました。

自民党の菅前総理大臣は、19日に福井県の杉本知事らと、福井市内にあるスギ林を訪れ、林業の現場を視察しました。

この中で菅氏は、杉本知事らから、この現場では森林の所有者と事業者を分けることで、経営の効率化と担い手不足の解消を図る取り組みを、県が後押ししていることなどについて説明を受けました。

また、ドローンを使って地形を詳細に把握するなど、林業の分野に積極的にデジタル技術を活用していることなどについても話を聞きました。

視察のあと、菅氏は記者団に対し、「日本の林業は極めて厳しい状況にあるが、最大限活用することを考えるのが政府の仕事だ。地域の特色を生かした取り組みを全国に広めたい」と述べ、政府とも連携しながら地域の特色ある取り組みを広めていく考えを示しました。