盛山文科相 “教団対応に影響せず” 旧統一教会関連団体と関係

旧統一教会をめぐる自民党の調査に対し、関連団体と関係があるとしていた盛山文部科学大臣は、記者会見で関係を持たないことを徹底していくとしたうえで、文部科学省が検討している解散命令請求を行うかどうかの判断など、教団への対応には影響しないと強調しました。

旧統一教会をめぐる問題で、文部科学省は所管する宗教法人法に基づき、教団に対し解散命令請求を行うかどうか検討していますが、9月の内閣改造で就任した盛山文部科学大臣は、去年行われた自民党の調査に対し、関連団体の会合であいさつしたと回答しています。

これについて盛山大臣は、19日の閣議のあとの記者会見で、「私も含めて現在および今後、当該団体との関係を持たないことを徹底していく。旧統一教会への対応に影響があるのではないかという懸念はあたらない」と述べました。

この問題をめぐっては、青山文部科学副大臣も自民党の調査に対し、関連団体の会合であいさつしたことや、会費を支出したことがあると回答していて、青山副大臣は、記者団に対し「その後、一切関係を断っているので、旧統一教会への対応に影響はないとはっきり申し上げる」と述べました。

文部科学省によりますと、青山副大臣の担当は、教育分野とスポーツ分野で、宗教団体関連の施策には直接関わらないということです。