北茨城市 大雨で被災した住民の生活再建へ特設窓口を開設

9月8日の記録的な大雨で、多数の住宅が浸水被害を受けた茨城県北茨城市は、被災した住民の生活再建に向けて、大雨に関する相談を一括で受け付ける特設窓口を19日に開設しました。

今回の記録的な大雨で、北茨城市では18日午後5時現在で、床上浸水が284棟、床下浸水が246棟と、530棟の住宅が浸水被害を受けました。

こうした中、市では速やかな生活再建につなげようと、今回の大雨関連の相談を一括で受け付ける特設窓口を19日に市役所1階のロビーに開設しました。

窓口では、
▽19日から始める「り災証明書」の発行や
▽住宅の半壊・床上浸水の場合は5万円、床下浸水の場合は3000円を支給する災害見舞金の受け付けも行います。

このほか、
▽災害ごみの取り扱いや
▽住宅の応急修理
▽災害ボランティアなど
すべての相談を受け付け、必要に応じて担当課につなげます。

19日午前、窓口には、敷地内に流れ込んだ土砂の撤去や、り災証明書の発行手続きなどについて相談に訪れる人が相次いでいました。

市民課の遠山香子係長は「市民の皆さんの生活再建のためにも、それぞれのニーズに応えてしっかりと対応していきたい」と話していました。

特設窓口は、これから1週間は、23日と24日の土日も含む、毎日、午前9時から午後4時まで相談を受け付けているということです。