ラグビーW杯 日本代表 山中亮平を招集 けがのマシレワに代わり

ラグビーワールドカップフランス大会に臨んでいる日本代表は、イングランド戦でけがをしたセミシ・マシレワ選手に代わって山中亮平選手を招集すると発表しました。山中選手は、当初メンバー入りが有力視されていましたが、先月の代表発表で外れていました。

ラグビーの日本代表は17日、1次リーグの第2戦でイングランドに12対34で敗れ、この試合にフルバックとして先発出場したマシレワ選手が開始早々に足を痛めて交代しました。

日本ラグビー協会は18日、けがをしたマシレワ選手に代わって、山中選手を招集すると発表しました。

35歳の山中選手は、左足のロングキックが持ち味のフルバックです。

前回大会日本代表の躍進に貢献し、今大会も代表入りが有力視されていましたが、先月の代表発表で外れていました。

現在は世界各国から招待された選手でつくる伝統のクラブチーム「バーバリアンズ」の一員としてヨーロッパに滞在していて、早速18日からチームに合流するということです。

山中選手は、先月代表メンバーに選ばれなかった際、自身のSNSで2027年のワールドカップを目指すことを表明し「ラグビー人生、第3章のスタートです」などと投稿していました。

その後、今回の招集を受けてSNSを更新し「第2章がまだ終わってなかったな」と今大会に臨む思いを表現しています。

山中亮平選手とは

山中亮平選手は、大阪府出身の35歳。

東海大仰星で全国優勝を果たし、早稲田大では大学生で日本代表に選ばれるなど早くから日本のトップレベルを経験してきました。

現在は、コベルコ神戸スティーラーズに所属しています。

主なポジションは最後尾に位置するフルバックで、左足からのロングキックが最大の持ち味です。

陣地を獲得するキックは、これまで何度も日本のピンチを救ってきました。

前回のワールドカップ日本大会では、5試合すべてに出場し、日本初のベスト8進出に大きく貢献しましたが、8月、発表された今大会の代表メンバーから外れていました。