新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった18日は、地元の中高生およそ30人がボランティアに参加しました。
4人ほどの班に分かれた参加者は、後ろから押すだけでなく、タオルを前輪部分に結び付けて引っ張って、車いすでは動きにくい砂利道を移動しました。
伊勢神宮 車いすでも気軽に参拝を 中高校生ボランティアが介助
三重県の伊勢神宮では、車いすの人でも気軽に参拝できるよう中高校生のボランティアが車いすでの参拝を介助するイベントが開かれました。

内宮にある正宮の前には長い石段がありますが、前輪を段差に乗せたあと、後輪を持ち上げて1段ずつ移動させていました。
参加した女子生徒は「車いすを押したり持ち上げたり、動かすのは大変でしたが、いい体験ができました」と話していました。
介助をしてもらった95歳の女性は「若い人たちが一生懸命やってくれて、こんなにうれしいことはない。きょうは参拝できて最高です」と話していました。
イベントを主催した団体の黒田健代表は「緊急時の人助けにもつながるよう、若い人たちには日頃から車いすの扱いに慣れてほしい」と話していました。