大相撲8日目 新十両 大の里 8連勝で勝ち越し決める

大相撲秋場所は中日8日目、初土俵から3場所目で十両に昇進した大の里が勝ち、新十両力士ではおよそ7年ぶりに初日からの連勝を8に伸ばして勝ち越しを決めました。

大学時代に2年連続で「アマチュア横綱」に輝いた23歳の大の里はことし5月の夏場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏み、この秋場所で十両に昇進しました。

身長1メートル92センチ、体重176キロの体格を生かした突き押しや四つ相撲を持ち味に今場所は白星を伸ばし、全勝で迎えた8日目のきょうは先場所、幕下で敗れている再十両の時疾風と対戦しました。

取組では立ち合いでもろ手で突いたあと、一気に前に出て押し出して勝ち、初日からの連勝を8に伸ばして勝ち越しを決めました。

新十両の力士が初日から8連勝としたのは平成28年夏場所の佐藤、現在の大関・貴景勝以来、およそ7年ぶりです。

大の里は「予想以上に早く勝ち越すことができてよかった。先場所負けている相手だったので、しっかり反省を生かせた」と振り返りました。

好調の要因については「幕下と違って休みがないので、集中力が途切れないようにやっていて、スイッチをうまく入れられている」と述べました。

後半戦に向けては「これで終わりではないので気を引き締めたい。1日一番、15日間取りきる」と意気込みを示しました。