ラグビーW杯 ニュージーランドがナミビアに大勝 今大会初勝利

ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグ、プールAのニュージーランド対ナミビアは優勝候補のニュージーランドが71対3で勝ち、今大会初勝利をあげました。

世界ランキング4位のニュージーランドは開幕戦で地元のフランスに敗れ、ワールドカップの1次リーグで初めて黒星を喫しました。

第2戦では前々回、前回と対戦し、いずれも勝っている世界ランキング21位のナミビアと対戦しました。

ニュージーランドは序盤からボールを大きく展開して試合の主導権を握り、開始早々の前半2分と7分に22歳のスクラムハーフ、キャム・ロイガード選手が連続トライを奪いました。

また日本でプレーしたこともあるスタンドオフのダミアン・マッケンジー選手も2つのトライを奪うなど、ニュージーランドが前半、6つのトライをあげ、38対3とリードしました。

ニュージーランドは後半も、素早いパス回しにキックパスを交えるなど多彩な攻撃を展開して5つのトライを奪い、71対3でナミビアに勝ち、トライ数によるボーナスポイントを含む勝ち点「5」を獲得しました。

ナミビアは後半、相手ゴールライン付近で攻撃を重ねましたがニュージーランドの堅い守りにトライを奪うことができず、得点はペナルティーゴールの3点にとどまりました。

キャム・ロイガード「練習の成果を出せてよかった」

この試合の最優秀選手に選ばれたニュージーランド代表の22歳、キャム・ロイガード選手は試合後「初めてのラグビーワールドカップで非常にすばらしくスリリングな雰囲気の中でプレーができたことをうれしく思う。ナミビアも情熱的に戦ってきて手ごわい相手だったが、チームメートのベテラン選手とのコンビネーションでも練習の成果を出せたのでよかったと思う」と話していました。