プーチン大統領 北朝鮮に続きベラルーシ大統領と首脳会談

ロシアのプーチン大統領は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記に続いて隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領と首脳会談を行い、ウクライナへの軍事侵攻をめぐって連携を確認したものとみられます。

ロシアのプーチン大統領は、9月13日に北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と極東の宇宙基地で首脳会談を行ったのに続いて、15日には、南部の保養地ソチに同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領を招き、首脳会談を行いました。

会談の冒頭、プーチン大統領は「北朝鮮の指導者と地域情勢について、どのような議論を行ったのか知らせたい」と述べ、キム総書記との会談の内容を伝えたものとみられます。

これに対して、ルカシェンコ大統領は「以前あなたと訪れた宇宙基地で、キム総書記との会談が行われたことは喜ばしい。今後、北朝鮮とわれわれによる三者協力も考えていけるのではないか」と応じました。

また、プーチン大統領は「われわれの喫緊の課題であるウクライナ危機をめぐっても議論したい」と述べ、ウクライナへの軍事侵攻をめぐって、ベラルーシとの連携を確認したものとみられます。

ロシアでは、9月18日に中国の王毅外相が首都モスクワを訪れ、ラブロフ外相との会談が行われる予定で、欧米との対立を深めるプーチン政権が外交を活発化させています。