ビッグモーター 8月の中古車販売台数 例年比7割以上減

保険金の不正請求問題の影響で経営が悪化しているビッグモーターは、8月、中古車の販売台数が例年と比べて7割以上の大幅な減少となったことがわかりました。
会社は資金繰りの悪化を防ぐため、保有する中古車販売大手の株式など資産の売却を進める方針です。

ビッグモーターをめぐっては、保険金の不正請求問題の影響でことし7月中旬以降、中古車の販売台数が大きく落ち込んでいますが、関係者によりますと、8月の販売台数は例年と比べて7割以上の大幅な減少となったということです。

また、車の買い取り台数も8月は例年と比べて5割以上減ったということです。

会社は経営環境が急速に悪化する中、当面の資金を確保するため、現在保有している中古車販売大手「ガリバー」の運営会社の株式など資産の売却を進めるとともに今後、役員報酬の一段の削減も検討することにしています。

ビッグモーターは10月までに支援先の候補を募った上で、年内をめどに決定したいとしていますが、顧客離れが進む中で経営の立て直しをどう進めるのかが課題となります。