今月8日に北アフリカのモロッコで起きた地震では、これまでに2900人以上が死亡し、避難生活を余儀なくされている人たちへの支援が喫緊の課題となっています。
これについて上川外務大臣は閣議の後の記者会見で、日本政府としてモロッコに総額300万ドル規模、日本円にしておよそ4億4000万円の緊急人道支援を行うことを発表しました。
IFRC=国際赤十字・赤新月社連盟や、日本のNGOを通じて、一時避難場所の確保や食料支援などに役立ててもらうということです。
また北アフリカのリビアで発生した大規模な洪水についても、テントや毛布などの緊急援助物資をJICA=国際協力機構を通じて供与することも明らかにしました。
上川大臣は「モロッコとリビアの人々に寄り添い、引き続き、現地のニーズを踏まえた必要な支援を検討していく」と述べました。

モロッコへ約4億4000万円支援 リビアに毛布など供与 上川外相
上川外務大臣は、北アフリカのモロッコで起きた地震の被害に対し、日本政府として一時避難場所の確保や食料支援などに役立ててもらうため、総額300万ドル規模の緊急人道支援を行うことを発表しました。
