日大 アメフト部員薬物事件 調査期限の延長認める 盛山文科相

日本大学アメリカンフットボール部の学生寮で違法薬物が見つかった事件をめぐり14日、大学が調査・検証の結果報告の期限を延長するよう国に申し入れたことについて、盛山文部科学大臣は、延長を認めたうえで、速やかな報告を求める考えを示しました。

日本大学アメリカンフットボール部の学生寮で違法薬物が見つかった事件を受けて文部科学省は大学に対し、徹底的な調査や対応の問題点を検証し、報告するよう求めていましたが、大学側は14日、文書で報告期限の延期を申し入れました。

これについて盛山大臣は「できるだけ速やかに、ちゃんとした回答をいただけるように期待している」と述べ、期限の延長を認めたうえで速やかな報告を求める考えを示しました。

また、記者団が「盛山大臣が旧統一教会の関連団体の会合に出席してあいさつしていたことに、元信者などから不安の声が出ているが」と質問したのに対し「関連団体ということで、名称も違ったところに『知事や市長も出るから来てください』と言われて行ったまでだ。いろいろな不安をお持ちいただく必要はない」と述べました。

このほか教員の長時間勤務が問題になっていることについて「平成30年に成立した『働き方改革法』では、自動車運送業と建設業などは翌年からの改革の実施は無理だろうということで5年間猶予されている。そういったところよりはましなのかもしれない。課題に応じて検討し、対応を進めていくしかない」と述べました。