超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟と韓国側の韓日議員連盟は、15日、国会内で合同総会を開きました。
この中で、日本側の会長を務める自民党の菅前総理大臣は「ことし日韓首脳会談がすでに6回実施され、議員交流も再び活発になっている。インバウンドの活性化も順調に進んでいる」と指摘しました。
その上で「日韓は緊密に協力していくパートナーであるべきだ。乗り越えなければならない課題や、立場の異なる課題もあるが、適切に対処しながら日韓関係のさらなる発展を後押しするため力を尽くしたい」と述べました。

菅前首相 日韓関係発展へ力尽くす考え強調 議員連盟総会
日韓両国の議員連盟が合同総会を開き、日本側の会長を務める菅前総理大臣は、両国間の課題に適切に対処しながら日韓関係の発展のため力を尽くす考えを強調しました。

これに対し、韓国側のチョン・ジンソク(鄭鎮碩)会長は「両国間の葛藤をもたらした問題がすべて解決されたわけではないが、われわれには難題を収束させ、解決させようとする意思があふれている」と応じました。
会合には岸田総理大臣も祝辞を寄せ、村井官房副長官が「日韓関係の改善の動きは今や軌道に乗った。関係改善を両国の国民が実感し、ともに日韓関係の新時代を切り開いていけるようユン大統領をはじめ韓国の皆様と緊密に意思疎通していく」と代読しました。