「防災用カメラ」災害時リアルタイムで情報収集 東京 江戸川

大雨や地震などの際に速やかに状況を把握するため、東京 江戸川区は区内全域に防災用のカメラを設置してリアルタイムで情報収集を行うことになりました。

江戸川区は災害時に情報収集をする際、職員による現地調査のほか区内に設置している高所カメラや、河川監視カメラの映像、SNSなどへの投稿を確認するなどしています。

より速やかに状況を把握し区民に情報発信を行うため、区は新たに区内全域に防災用のカメラを設置することを決めました。

防災用カメラは、主に公共施設の建物に半径250メートルごとにおよそ200台を設置する計画で、町なかの状況をリアルタイムで確認できるようにします。

被害が出た際には撮影した映像をり災証明書の発行に必要な調査などにも活用し、早期の復旧にも役立てたいとしています。

防災用カメラは災害時のみ起動させることにしていて、住民のプライバシーに、十分配慮するということです。

区によりますとこうした取り組みは全国でも珍しいということで、来年4月以降、随時設置を進めることにしています。

江戸川区防災危機管理課の藤川則和統括課長は「情報収集から対策を練るまでにかなりの時間を要しているので少しでも時間を短縮して住民の不安に寄り添いたい」と話しています。