15日、名古屋の名東警察署の1日警察署長になったのは地元の会社が飼育している生後6か月のメスのヤギ“もも”ちゃんです。
“お金渡しちゃだメ～” ヤギが1日警察署長に
敬老の日を前に、お年寄りが詐欺の被害にあわないよう、ヤギが1日警察署長になって「お金を渡しちゃだメ～」などと呼びかける催しが名古屋で行われました。
催しには、幼稚園児とお年寄りおよそ40人が参加し、ももちゃんはヤギの鳴き声を警察署の名前にかけて「1日メ～とう（名東）警察署長」に任命されました。
そして子どもたちから「おかねわたしちゃだメ～」「ななめおうだんしちゃだメ～」と食用インクで書かれたせんべいを食べさせてもらい、詐欺被害の防止や交通安全を呼びかけました。
その後、子どもたちは「だまされないようにきをつけてね」などと手紙を書いて、お年寄りたちに手渡しました。
参加した子どもたちは「やぎさんがかわいかった」とか「おじいちゃんおばあちゃん気をつけて」などと話していました。
名東警察署の花木竜彦署長は「ももちゃんから責務を果たそうという気持ちを感じ、頼もしかった。特殊詐欺はひょっとしたら自分も被害にあうのではないか気をつけようという危機意識を日頃から持っていただくことが大事です」と話していました。