大リーグ メッツ 千賀滉大 10個の三振奪う好投で11勝目

大リーグ、メッツの千賀滉大投手が、ダイヤモンドバックス戦に先発し6回を投げてヒット2本、10個の三振を奪う好投で8月19日以来となる11勝目をマークしました。

千賀投手は14日、本拠地のニューヨークで行われたダイヤモンドバックス戦に中5日で先発登板しました。

千賀投手は1回にヒット1本を打たれたものの150キロ台の力強い速球で2つの三振を奪うと、続く2回は、得意のフォークボールで2者連続三振を奪いました。

このあと、千賀投手は3回から5回にかけても毎回2つずつの三振を奪い、今シーズン5回目のふた桁奪三振をマークしました。

味方打線は2点をリードしていた5回に一挙5点を取って7対0と大きくリードを広げました。

千賀投手は6回、先頭バッターにヒットを打たれたあと、フォアボールを2つ出すなどして2アウト満塁のピンチを招きましたが、続くバッターをセンターフライに打ち取って無失点で切り抜けました。

千賀投手は7回のマウンドには上がらずこの試合は球数が103球、打たれたヒットが2本、フォアボールが2つ、三振10個の無失点でした。

メッツは11対1で快勝、千賀投手が8月19日以来となる勝ち投手となって今シーズンの成績は11勝7敗、防御率は2.95です。

千賀投手 防御率ナ・リーグ3位 200奪三振まであと9

好投した千賀投手は「2、3球でツーストライクを作って有利な展開に持っていけたのが良かった。でも、ここでは100球しか投げられないのでそこから3球も4球も使って三振をとるのではなくて球数を減らしながら三振をとることが今後の自分にとっては必要になってくると思う」と冷静に振り返りました。

千賀投手は防御率がナショナルリーグ3位の2.95、奪三振は191個でリーグ7位につけています。

シーズン200奪三振に到達すれば大リーグ1年目の日本選手では野茂英雄さん、松坂大輔さん、ダルビッシュ有投手以来、4人目です。

節目の記録に向けて千賀投手は「ここまで来たら規定投球回も到達したいと思うし、200奪三振も区切りがいい。狙うというよりは普通に投げていたらいけるんじゃないかと思っているので、いい準備をしてマウンドに上がれるようにしたい」と話していました。