バイデン大統領の次男 銃不法購入などで起訴

アメリカのバイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏が薬物を使用していないと虚偽の申告をして銃を不法に購入したなどとして起訴されました。
ロイター通信などによりますと、アメリカの現職の大統領の子どもが起訴されたのは初めてで、来年秋の大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領の選挙戦への影響が注目されます。

アメリカ東部デラウェア州の連邦大陪審は14日、バイデン大統領の次男のハンター・バイデン氏について、2018年に、違法な薬物を使用していたにも関わらず、使用していないと虚偽の申告をして銃を不法に購入し、所持したなどとして起訴しました。

ロイター通信などによりますとアメリカの現職の大統領の子どもが起訴されたのは初めてだということです。

ハンター氏をめぐっては銃の不法所持などに加え、故意に所得税を支払わなかった疑いも持たれていて、検察とハンター氏側との間で、罪を認めることで一部の刑を免れる司法取引に向けた調整が進められましたが、決裂していました。

野党・共和党のマッカーシー下院議長は、バイデン大統領がハンター氏のビジネスに不正に関わっていた疑いがあるなどとして大統領の弾劾に向けた調査を開始するよう下院の委員会に指示したばかりで、トランプ前大統領も、ハンター氏との関係をめぐってバイデン大統領への批判を強めています。

今回の起訴が、来年秋の大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領の選挙戦に影響を与えるのか注目されます。