国際

中国 広州 「国慶節」前に観光博覧会 日本政府や自治体がPR

中国で今月末から大型連休が始まるのを前に、中国南部の都市で大規模な観光博覧会が開かれ、日本の自治体の担当者などが各地の魅力を紹介しました。

中国の建国記念日にあたる「国慶節」の大型連休を前に、南部の広州で始まった観光博覧会には、中国からの観光客を呼び込もうと、50を超える国や地域から政府機関や自治体などが参加しています。

新型コロナの移動制限が中国で撤廃されてから初めての「国慶節」の大型連休とあって、大手旅行会社によりますと、海外旅行の予約数は去年の同じ時期と比べ20倍になっているということで、各国がPRに力を入れています。

日本からも日本政府観光局や各地の自治体がブースを設けて、おすすめの観光地や体験プランをPRし、中国の旅行会社の担当者などが説明に聞き入っていました。

日本への観光をめぐっては、先月始まった福島第一原子力発電所の処理水の放出の影響を懸念する声も出ていて、訪れた人からは「日本への旅行は慎重に考えたい」という声も聞かれました。

一方で「まだ行ったことがないところがたくさんあり、都会以外にも行ってみたい」という声も聞かれました。

日本政府観光局広州事務所の原口健司所長は「日本への旅行自体をやめるというのではなく、ちょっと様子見をしている状況だと考えている。今後もPR活動を続けたい」と話していました。

函館市の担当者「多くの人戻ってくれること願っています」

このうち北海道函館市は、中国で人気のSNSにアカウントを設け、名物の塩ラーメンなどのグルメ情報や函館山からの夜景の写真などを紹介しています。

訪れた人たちはアカウントのQRコードを読み取って内容に見入っていました。

函館市の担当者は「想像以上に多くの人が来てくれ、休む暇なく対応しました。中国の方にはコロナ前にもたくさん来て頂いたので、一日も早く多くの人が戻ってきてくれることを願っています」と話していました。

また、沖縄県のブースにも旅行会社の担当者や一般の来訪者が多く訪れ、用意していた初日分の観光案内の冊子がほぼなくなったということです。

このほか、和歌山県や三重県のブースでも担当者から観光地や体験プランの説明を受ける人たちの姿が多く見られ、関心の高さが伺えました。

最新の主要ニュース7本

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

特集

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

スペシャルコンテンツ

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

ソーシャルランキング

一覧

この2時間のツイートが多い記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

アクセスランキング

一覧

この24時間に多く読まれている記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。