国際

北朝鮮 キム総書記 極東の戦闘機など製造工場を視察

ロシア極東を訪問中の北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、15日、ハバロフスク地方にある、戦闘機などを製造している工場を視察し、戦闘機が飛行する様子を見学しました。キム総書記は、ウラジオストクへ向かい、ロシア海軍の太平洋艦隊を訪れる見通しです。

ロシアの国営通信社は日本時間午前8時前に北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が乗った専用列車が、極東ハバロフスク地方の工業都市コムソモリスク・ナ・アムーレに到着し、歓迎式典が開かれたと伝えました。

駅付近では、日本時間の午前8時すぎ、キム総書記が乗ったとみられる車が、通過する様子が確認されました。

ロシア政府は日本時間の午後1時前、公式サイトでキム総書記が、産業貿易相を兼務するマントゥロフ副首相とともに市内にあるロシア空軍のスホイ戦闘機などを製造している工場を視察したと発表しました。

また、ここで製造されているスホイ35戦闘機が飛行する様子を見学したということです。

この工場は、父キム・ジョンイル(金正日)氏も2002年に視察していました。

マントゥロフ副首相は「航空機の製造やそのほかの分野で協力の可能性を模索している。両国の技術面での目標を達成する上で特に重要なことだ」と強調しました。

キム総書記は13日、プーチン大統領と軍事技術協力を巡って深く意見を交わしたことを受けて、協力の可能性を探るとみられます。

キム総書記は、極東の中心都市ウラジオストクへ向かい、ロシア海軍の太平洋艦隊を訪れる見通しで、地元メディアは、ショイグ国防相が同行する可能性を伝えています。

ハバロフスク地方の工場 スホイ戦闘機などを製造

ロシア極東のハバロフスク地方にあるコムソモリスク・ナ・アムーレは州都ハバロフスクからおよそ400キロ北ヘ行ったところにある工業都市です。

人口23万ほどで、航空機の製造工場や造船所などがあります。

このうち「ガガーリン記念コムソモリスク・ナ・アムーレ航空機工場」では、戦闘機のスホイ35やステルス性能を備える最新鋭のスホイ57など、数多くの軍用機が製造されています。

また、小型旅客機「スホイ・スーパージェット100」などの民間航空機も製造されていて、ハバロフスク地方の行政府によりますと、極東地域で最大の航空機の製造工場だということです。

これまでにショイグ国防相や当時首相だったメドベージェフ氏などが視察しています。

プーチン大統領も去年、この工場の責任者に勲章を授けるなど、この工場は、ロシアが誇る航空機の製造拠点の1つとなっています。

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