愛知 東郷町の認定こども園で不適切保育 町が調査

愛知県東郷町の認定こども園で、1歳児を受け持つ保育士4人が、園児をことばで脅したり人格を否定することばを浴びせたりするなど、不適切な保育を行っていたことが分かり、東郷町が調査を進めています。

不適切な保育が確認されたのは、ことし4月に東郷町に開園した認定こども園「太陽わごうこども園」です。

NHKが入手した園の資料などによりますと、1歳児クラスの4人の保育士が、園児に対して不適切なことばを繰り返し発言していたことが確認されたとしています。

具体的には、
▽「来ないでこっちに」、「本当にこの子嫌だ」、「ほんと腹立つこの子」などの拒否的なことばのほか、
▽「嫌われ者はここ」、「もうぬすっとはやめてください」などの人格を否定することば、
▽「頭ぎゅんするよ」、「もうごはんなし」、「おやつなし」などの脅迫的な発言をしていたということです。

東郷町によりますと、先月、保護者からクラス内の様子を録音した音声が町に寄せられたことから園に対して事実確認を指示したところ、一連の発言が確認されたということです。

園の運営法人は、先月から今月にかけて保護者説明会を開き、経緯の説明や謝罪を行っていて、これらの発言をした4人の保育士と、状況を知りながら放置していた保育士の合わせて5人はすでに自主退職しているということです。

町では、園の全職員への聞き取りを行うなど調査を進め、指導の内容を検討することにしています。