岸田首相 内閣改造 正式に発足 初入閣11人 女性入閣最多の5人

岸田総理大臣は、13日内閣改造を行い、皇居での新閣僚の認証式を経て、第2次岸田第2次改造内閣が正式に発足しました。

岸田総理大臣は13日午後、総理大臣官邸で公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、組閣本部を設置し、内閣改造を行いました。

内閣改造 閣僚19人の顔ぶれ

▼総務大臣に鈴木淳司氏

▼法務大臣に小泉龍司氏

▼外務大臣に上川陽子氏

▼財務大臣は鈴木俊一氏が留任

▼文部科学大臣に盛山正仁氏

▼厚生労働大臣に参議院議員の武見敬三氏

▼農林水産大臣に宮下一郎氏

▼経済産業大臣は西村康稔氏が留任

▼国土交通大臣は公明党の斉藤鉄夫氏が留任

▼環境大臣に伊藤信太郎氏

▼防衛大臣に木原稔氏

▼官房長官は松野博一氏が留任

▼デジタル大臣は河野太郎氏が留任し、デジタル行財政改革も担当します

▼復興大臣に土屋品子氏

▼国家公安委員長に参議院議員の松村祥史氏

▼こども政策担当大臣に加藤鮎子氏

▼経済再生担当大臣に新藤義孝氏が就任し、感染症危機管理も担当します。

▼経済安全保障担当大臣は高市早苗氏が留任

▼地方創生担当大臣に参議院議員の自見英子氏が就任し、万博や沖縄・北方対策も担当します。

2人の総理大臣補佐官を起用

▼国家安全保障担当と核軍縮・不拡散担当に自民党岸田派の石原宏高氏が

▼農山漁村地域活性化担当に、自民党谷垣グループの小里泰弘氏がそれぞれ就任します。

官房副長官は

▼衆議院の官房副長官には村井英樹氏

▼参議院の官房副長官には森屋宏氏が起用されました。

▼事務の官房副長官の栗生俊一氏は留任します。

また、

▼内閣法制局長官の近藤正春氏も留任しました。

午後7時から岸田首相が会見 人事の狙い説明

第2次岸田第2次改造内閣は、皇居での認証式を経て、正式に発足しました。

岸田総理大臣は、午後7時から記者会見し、閣僚人事の狙いや今後の政権運営などについて、みずからの考えを説明することにしています。

そして第2次改造内閣の初めての閣議が開かれる予定です。

初入閣は11人

第2次岸田第2次改造内閣に起用される閣僚の顔ぶれは、
▽初入閣が11人
▽留任が6人
▽閣僚経験者の再入閣が2人となっています。

女性の入閣は5人 過去最多

女性の入閣は5人で、平成13年の第1次小泉内閣や、平成26年の第2次安倍改造内閣と並んで、これまでで最も多くなりました。

派閥の内訳 安倍派と麻生派が最多の4人

所属する自民党の派閥ごとに見ますと、
▽安倍派と麻生派が最も多い4人で
続いて
▽茂木派が3人
▽岸田派と二階派が2人
▽谷垣グループが1人となりました。

▽森山派からの起用はありませんでした。

一方、
▽無派閥は2人で
▽公明党はこれまでと同じ1人でした。

最多は当選10回 最少は当選3回

起用される衆議院議員の閣僚で
▽当選回数が最も多いのは鈴木俊一氏と斉藤鉄夫氏の10回です。
▽当選回数が最も少ないのは加藤鮎子氏の3回です。

このほか、
▽当選9回が2人
▽8回が3人
▽7回が4人
▽6回が2人
▽5回が2人となっています。

一方、参議院議員の3人は、当選5回と4回、2回となっています。

平均年齢は63.5歳

岸田総理大臣と19人の閣僚の平均年齢は、第2次岸田第2次改造内閣が正式に発足する13日の時点で63.5歳と、去年8月に第2次岸田改造内閣が発足した際の62.65歳より、0.85歳、高くなりました。

▽最高齢は厚生労働大臣に起用される武見敬三氏と公明党の斉藤鉄夫国土交通大臣、それに、復興大臣に起用される土屋品子氏でいずれも71歳。

▽最年少はこども政策担当大臣に起用される加藤鮎子氏で44歳です。

岸田総理大臣と19人の閣僚を年代別にみますと
▽70代が7人
▽60代が9人
▽50代が2人
▽40代が2人となっていて、30代以下はいません。

参議院からの入閣は3人

参議院からの入閣は、武見敬三氏と松村祥史氏、自見英子氏の3人で、改造前から1人多くなりました。

自民党役員人事は

一方、自民党の役員人事では、
▽麻生副総裁
▽茂木幹事長
▽萩生田政務調査会長
▽高木国会対策委員長を留任させ、
▽総務会長には森山選挙対策委員長を
▽森山氏の後任には小渕組織運動本部長を起用しました。