JR外房線 4日ぶり全線で運転再開 利用客からは復旧を喜ぶ声

記録的な大雨の影響で千葉県内の一部区間が運転見合わせとなっていたJR外房線は、12日朝から全線で運転を再開し、利用客からは復旧を喜ぶ声が聞かれました。

JR外房線は、今月8日の記録的な大雨の影響で線路周辺の土砂が流出し、千葉市緑区の誉田駅と大網白里市の大網駅の間で運転の見合わせが続いていました。

復旧工事が順調に進み、12日から4日ぶりに運転を再開し、このうち大網駅では東京方面に向かう列車が到着すると通勤や通学の利用客が次々に列車に乗り込んでいました。

30代の会社員の男性は「通勤に毎日利用していたので、運転が再開して安心しています」と話していました。

また、20代の会社員の女性は「きのうまで電車が動いていなかったため会社を休んでいたので、ようやくふつうの生活に戻れたという感じがしてうれしいです」と話していました。

一方、県内では、大雨の影響により、
▽小湊鐵道の里見駅と上総中野駅間、
▽いすみ鉄道の全線で運転見合わせが続いていて、
いずれも全線での運転再開の見通しはたっておらずバスによる代替輸送が行われています。