東北 近畿で非常に激しい雨 土砂災害など警戒を

暖かく湿った空気の影響で西日本から北日本にかけて大気の状態が不安定になっていて、北海道で大雨となったほか東北や近畿では非常に激しい雨が降っています。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や突風などにも十分注意してください。

気象庁によりますと、上空の寒気と高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、西日本から北日本では大気の状態が不安定になっています。

この時間は近畿や東北、北海道などに発達した雨雲がかかり、午後6時までの1時間には
▽京都府舞鶴市で44.5ミリ
▽国土交通省が宮城県七ヶ宿町に設置した雨量計で44ミリ
▽北海道が奥尻町に設置した雨量計で32ミリの
いずれも激しい雨を観測したほか各地で落雷も観測されています。

また、北海道せたな町では12時間の最大雨量が112ミリに達するなど、平年の9月1か月分の雨量の7割を超える大雨となりました。

湿った空気が流れ込み続けるため、北日本では12日夜遅くにかけて、西日本と東日本では13日も気温が上昇する午後を中心に大気の不安定な状態となる見込みで、雷を伴って激しい雨が降り東北では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも十分注意するよう呼びかけています。

急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。