中古車販売会社「ネクステージ」社長辞任 保険契約ねつ造で

名古屋市に本社がある中古車販売会社「ネクステージ」は11日付けで社長が辞任したと発表しました。会社では、友人などの名義で自動車の保険契約をねつ造するなどの事案が相次いでいて、辞任はこれを踏まえた対応だと説明しています。

発表によりますと、「ネクステージ」の浜脇浩次社長は取締役会に辞任を届け出て受理され、11日付けで社長を辞任したということです。

「ネクステージ」は、従業員が友人の名義を使って自動車の保険契約をねつ造していたことが確認され、社内調査の結果、同じようなケースが見つかったことから、あわせて8人を懲戒処分したと今月、明らかにしていました。

会社によりますと、保険契約の獲得が低迷していた店舗でねつ造が行われていたということで、今後は従業員に対するインセンティブの仕組みをすべて廃止するとしています。

「ネクステージ」では新たな体制のもとで経営していくべきだと判断し、辞任の届け出を受理したとしたうえで「不適切な事案について再発防止に努めてきたが、社会情勢に鑑みるとこれまで行ってきた対策が十分なものだったとはいえず、発生する要因や環境そのものを排除する必要があると痛感した」などとコメントしています。

今後は広田靖治会長が社長を兼任するということです。