中国 8月の新車販売台数 去年同月比8.4%↑日系各社はマイナス

中国の8月の新車の販売台数は、去年の同じ月と比べて8.4%のプラスとなった一方、日系各社の販売台数はいずれもマイナスとなりました。中国でEV=電気自動車の販売が急拡大する中、エンジン車に強みを持つ日系メーカーは、苦戦が続いています。

中国の自動車メーカーなどでつくる「自動車工業協会」によりますと、8月の新車の販売台数は258万2000台で、去年の同じ月と比べて8.4%のプラスとなりました。

また、7月と比べると8.2%のプラスでした。

これは、EV=電気自動車などの「新エネルギー車」の販売が、去年の同じ月と比べて27%のプラスと大幅に増加したことなどが主な要因です。

一方、日系の自動車メーカー各社が発表した先月の中国での販売台数は、去年の同じ月と比べていずれも減少し、減少率はそれぞれ
▽トヨタ自動車が6.6%
▽ホンダが25.1%
▽日産自動車が28.9%となりました。

中国では、EVの販売が急速に拡大する中、中国国内のメーカーに加えて欧米のメーカーも相次いでEVを市場に投入していて、エンジン車に強みを持つ日系メーカーは、苦戦が続いています。