西武 山川穂高 今シーズンオフに国内に限ったFAの権利取得へ

NPB=日本野球機構は、無期限の公式試合出場停止の処分となっているプロ野球、西武の山川穂高選手が故障者特例措置によって今シーズンオフに国内に限ったFA=フリーエージェントの権利を取得することを明らかにしました。

知人の女性に性的暴行をした疑いがあるとして書類送検され、その後、不起訴となった西武の山川選手については、球団が無期限の公式試合出場停止の処分とし、今シーズン中の試合の出場の可能性が低くなっています。

その一方、山川選手は、国内に限ったFAの権利取得までの1軍登録日数が残り17日となっていて、ことし4月に右ふくらはぎの張りで1軍の出場選手登録を外れ、2軍の試合で実戦復帰するまでの17日が故障者特例措置で加算されFA権を取得するか注目されています。

こうした中、NPBの保科求己パ・リーグ統括が11日、取材に応じ、「国内FA権取得選手として山川選手が公示される見込みだ」と話し、今シーズンのオフに国内に限ったFA権を取得する見込みであることを明らかにしました。

故障者特例措置は、前の年に1軍の出場選手登録が145日に達した選手に限ってけがで出場選手登録を抹消された期間のうち球団が認定した日数をFAのための登録日数に最大で60日加えることができる制度です。